よく飼主さんが
「どうやら熱があるようだ」
とか
「触ってあったかい」
と言われて、心配されたり、熱だと言って断言して、電話や来院されたりします。
私が触っても熱があるか分かりませんよと言っても、納得されず、時に怪訝な
表情されたり、私にはわかる!という感じで全く譲らない方もしばしば。
触って分かるのならば、私ら獣医師は検温しません!
動物の場合、肛門に体温計を差し込みます。 動物はとても嫌がります。
嫌がることはしたくありません。 それでもするのは分からないからです。
犬や猫は人間よりも2-3度、正常体温が高めです。37.0~39.0度です。
常に人間よりも高いんです。 興奮したら、39度なんか簡単に超えます。
なので、人間にとってはいつも熱があると感じてしまいます。
もともと触れば、いつも暖かいのに、本当に発熱(39度以上)した時の
微妙な温度差は分かるはずがありません。
まして、気温によっても体感度合いも変わるし、人間自体が冷えていたら、とても熱く
感じますし、あんな毛の上から触っても、体の内部の温度など分かりません。
因みに熱があると飼い主様判断で来院されて、本当に熱だったケースは
50に1つ位です。
次回は、自宅での熱の測り方??を書こうと思います。
altum vet