本日、ついに屋島ドライブウェイが無料化と発表されました。
無料化と聞くと、大阪人だった私は遺伝子的に「やったで!」と反射的にも思うのですが、
これから香川人として生きていく人間としては、すんごく不安というか、なんというか…
屋島好きなんです。好きだからこそ言う。 地元民じゃないけど。
あえて言おう。 口悪いけど・・・
屋島山頂に登って、なにすんのん? なんもないのに、登って意味あらへんやん!
アホか!
タダになっても魅力がなければ、誰もいかへんて。
そもそも、屋島に人を集める=お金を屋島で落としてほしい
ってことのはず。
なのに、その屋島にはお金を落とす施設がからっきしない。
1~2カ月前に夜中、テレビの1時間番組で、屋島観光再生への道の特集番組をやっていた。
バッチシ見ました。 明日仕事なのに。気合を入れて。
番組では旅行雑誌の編集者を招いて、どういうところが人気あるかとか、どうしたらいいかとか、
他の人気観光地ではどうしているかを聞いたり、実際屋島を見てもらって、どう思うかを聞いていた。
編集者いわく、その土地にどれだけの時間、滞在できるかで、満足度が分かり、それが次につながるということでしたが、屋島は1時間以下でした。 人気観光地は>3時間でした。
だってそうだもん。見るもんないもん。 水族館死ぬほど好きな私ですら、あの水族館目当てに何回もいく気はありません。屋島の寺も興味ないし、 景色はいいとして、それだけ。そりゃあ、常人なら30分で山から降りますよ。
じゃあ、これから屋島の魅力をどう追加していくかで、香川大学の学生と役人とでいろいろやったと言っていたが、学生は屋島の夜景をどんどん前に出しましょう!と言ってました。
さすが!学生。すばらしい。私もそれ思った。以前夜見に行った時、きれいだった。
しかし、屋島のドライブウェイの閉門時間が短けりゃあ、ライトアップもない。挙句の果てには市のバスの最終便が5時ときた。 5時だと夜景どころか夕焼けだって怪しい。 なにやってんねん!
で、市の方の提案というか、もう決定事項ですが、なんか屋島のあの更地にビジターセンター?を作るとのこと。確か10~20億円で。
そこでなにをするか? なんか会議とか、景色を眺める設備とか、源平合戦のことの資料館的なこととからしいです。
はぁ???
こんなんでお金落ちると思ってるん? 雑誌編集者も唖然としてました。 挙句、これは誰をターゲットにこんなものを建てるのですかと尋ねられる始末。 恥ずかしい。
その答えは「高松のこの地域の人たち」というお返事。 おいいいい! 地元民がいまさら源平合戦のことを学びたいか? わざわざ屋島に来て? もうみんな知ってるわ!
学生の方がちゃんと具体的、現実的、そして、無駄なお金使わないアイデアやん!
このビジターセンターのことについてもパブリックコメントを募集したとのことでしたが、
そんなこと知らへんわ。 ほんとにもう。
億単位で明らかに魅力のない箱モノ作る。 マジであの屋島のお土産屋さんやホテルのこと、地域住民のことをもっと、考えてよ。そして、市民にもっと聞いてくれぃ。
10億ぐらいあったら、有料のアスレチック施設やあのケーブルカーのケーブルを利用して、一気に下るターザンロープ的なものを作った方が安いし、人も来ると思う。 目玉になると思う。
そもそもあの廃墟だったホテルをつぶさずに、ライトアップしたり、お化け屋敷などに改装した方が絶対に人が来たと思う。 廃墟マニアもかなりいるんだから。 実は私もそう。
ビジターセンターができた! よし!屋島に行ってみよう!っていう人がおると思いますか?
那須与一が活躍した地域なはずなのに、 随分と的を外したことをやってるよ。 うーん。