2017年スタートしました。 今年もよろしくお願いします。
年末は実生活も病院もバタバタしました。 充実したバタバタだったら、良いのですが、
助けられなかった患者さんもおられたり、予定通りの処置ができなかったりで、
そのため、落ち込んで、除夜の鐘はしんみり一人でウツな気分で聞くことになりました。
代診時代は大きな夜間救急病院にいましたので、大晦日も正月もなく、除夜の鐘が鳴ってるときには手術中もありました。 大変でしたが、充実感もあり、達成感もありました。
自分が開業した時は同じように夜も頑張ろうと思いましたが、やはり一人では無理で、限られた処置しかできません。 体力的も精神的にも継続は難しく、そしてなによりマンパワーが足りなさすぎます。人が沢山いての夜間救急だったと改めて実感しました。
香川県にも夜間当番制度というのが約1年前からできましたが、単なる『夜間当番』です。
個人の病院が決められた時間で、基本一人で、限られた処置という対応になっています。
到底、夜間救急病院には及ばず、対応できるのは下手したら大したことのない病気にしか対応できないという感じになってます。
真なる夜間緊急病院ができたらとは思いますが、これには多数の力が必要です。獣医師、スタッフ、そしてお金と。 問題山積です。
解決には個々の獣医師の連携が必要ですが、これがまた特に難しいです。村根性なのか、個々の問題は分かりませんが、香川では永久に夜間専門病院はできなさそうです。