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7月


6月はバタバタしましたが、6月の間に釣り針が刺さったワンちゃんが2頭もご来院されました。


釣り針ささった動物はたまに来られますが、1か月に2頭は開業してからだと初めてでした。 今回の2頭は麻酔かけてとりました。 釣り針が刺さったケースは私の今までの経験上、すべて「返し」がついている針です。 この返しがついてると普通に引き抜くのはかなり難しく、抜くにはコツがいりますが、中にはコツがどうのこうのレベルでなく、とんでもなく難しいケースもありました。

舌の中に針が完全に埋まっていたケースは地獄でした。針が外から一切見えません。糸がついていたので、場所はすぐにわかったのですが、針が先端どころか頭まで完全に埋まっていたので、針そのものは全く見えずです。舌の中から糸が生えているように見えました。

この犬は麻酔かけて、舌をざっくりメスで切って、散々探して取り出しました。血だらけでした。しかもその後、ガマ腫という病気も発症し、1度の釣り針で2度えらい目にあいました。


最悪、こういう状態を見るときに、「これもしも人間の子供だったら、どうなるんだろう」

と思います。他の経験で、胸腔内食道に完全に針が入って刺さっていたケースとか。


いつも釣り針を引っかかった動物を見るたびに「釣りやってるやつ、おどれのせいで犬猫がえらい目にあっとんねん、釣りなんかやめちまえ!」と正直思うのですが、この針ってわざとその辺に捨てたとは限らないものですもんね。 どこかにたまたま釣りしてる時に根がかりとか、木に引っかかったりして、アクシデント的に針を捨てざるをえなかったり、なくしてしまったりのケースもありますもんね。 なので釣り人を強く責めるわけにはいかないところもあります。


思うのですが、せめて「返し」がない針で釣ることはできないのでしょうかね。そりゃ返しがないとすぐにバレてしまうんでしょうけど、この返しのせいで事故が起きたときに簡単にとることができなくなるんです。 

あと、ブラックバス釣るためのルアーについているような針が3つくっついているようなやつも禁止にしてほしい。あれ最悪です。


返しがない針で釣る技術を釣り人はなんとか身につけてもらって、犬猫(野生動物も)もハッピーになれたらなと思います。 鯉とかは返しのないもので釣ってますもんねぇ。


私自身は釣りはしません。けど正直、実は釣りは大好きなんです。魚とたわむれたい。

しかし、針さされて引っ張られるなんてかわいそうだし、趣味で動物に針を刺すなんて嫌です。獣医師として嫌です。

まして今回のように事故が起きるかもしれないし、ゴミも出るし、魚食べたければ、自分が働いて、魚屋で買えばいいんです。魚屋での魚の廃棄率は10%らしいです。その10%が自分で魚釣らなければ、その無駄になった命も減らせられるかもしれないし。

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