2月になりました。2月は臨時休診は今のところありませんが、2月9日(日)は診察時間外の急患の対応が難しいです。
寒さが厳しいですね。布団の中が恋しいです。寒くなると人間の病院は風邪やらインフルエンザで忙しさに磨きがかかるでしょうが、動物病院は少し患者さんが減ります。 暇な時にふっと亡くなられた患者さんのこと、飼い主さんのことを思い出します。○○ちゃん、かわいかったなとか、もっとこうしたらよかったのでは?とかいい思い出も悪い思い出も。
このところ、フランダースの犬(アニメ版)を見ておりますが、毎日確実に不幸の道を歩んでいくのは結末を知ってるだけにつらい思いがあります。
そうならないためにどうしたらよかったのか? 『AI』に尋ねてみました。
それによると
・支援を受ける: ネロがもっと早くに周囲の大人たちから支援を受けていたならば、彼の生活は大きく変わっていたかもしれません。例えば、彼の才能を認めてくれる人がいたり、経済的な支援を受けられたりすれば、彼の状況は改善されていたでしょう。
・コミュニティのサポート: ネロが住んでいた村のコミュニティが彼とパトラッシュをもっと支援していたならば、彼の孤独感や絶望感は軽減されていたかもしれません。地域社会の温かい支援があれば、彼の運命は変わっていたでしょう。
・教育の機会: ネロが適切な教育を受ける機会があれば、彼の才能を伸ばし、より良い未来を築くことができたかもしれません。教育は彼の人生に大きな影響を与える重要な要素です。
・健康管理: ネロとパトラッシュが適切な医療や栄養を受けていたならば、彼らの健康状態は改善され、悲劇的な結末を避けることができたかもしれません。
だそうです。ドライな答えですね。至極まっとうな意見です。思わず笑ってしまいました。現実的ではないですし。 現実はもっとつらいよ。AI君!
劇中、パトラッシュは金物屋の主人に虐待を受け、のち主人公に助けられ、最初から懐いておりました。 現実では虐待を受けていた犬や猫が愛護団体さんなどに引き取られても、その犬や猫はそれでも以前の飼い主に懐いていることが多く、愛情たっぷりの愛護団体のスタッフに噛みついたりすることがあり、なんともいたたまれない気持ちになります。 私から見て、この人は神様だと思う人がたまに噛まれており、それを見ると噛んだ犬に思わず説教したくなります。おまえは蜘蛛の糸を垂らしてくれた御釈迦様にマシンガンぶっ放すカンダタかと。
3月初めぐらいには天使が降ってくる予定で、今の時点では、不幸の準備体操中の話になっております。 Xデイに現実ではせめていいことがあればいいのですが。
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