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アルタム動物病院

7月 熱中症の知られていない恐ろしい症状

更新日:4月8日

7月に入りました。恐ろしいぐらいのカラ梅雨でした。早明浦ダムも現時点で約30%でかなりまずい状況です。 

香川は昨年に塩江の方に椛川ダムが完成し、試験湛水しておりましたので、その水である程度賄えるようですが、どこまでいけるか不安です。椛川は香川のダムの中でも最大級ですので、あの前回の水不足よりかはマシにはなってくれそうです。


熱中症疑いの患者さんも出始めております。


熱中症がどんな病気なのかを昔に比べてご存じの方が増えたと思います。


しかし、重症例はどうなるかをご存じない方はまだ多いと思います。

あまり知られていない熱中症の死亡する一歩手前の状況の一つとして『出血傾向』です。


重度の血便、粘膜下出血や皮下出血(あざ)が起きます。

こうなると高確率で死亡します。


治療として、なんと輸血なんです。熱中症に輸血!?と思われる方も多いと思います。

この輸血もまた、熱中症の治療のハードルを高めます。


熱中症はとにかく獣医師が「この子は熱中症かなぁ?」って悩むぐらいのところで

来院していただくのが一番いいです。


更にいいのはとにかく予防です。人間よりも暑さに弱いのが犬です。猫は若干強めです

が、要注意です。扇風機では犬猫はほとんど防げないと考えてください。汗をかかない

ので、汗の気化で熱を放散することができません。やはりクーラーです。

上手に使ってあげてください。



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