2月になりました。
今年はあまり寒くないせいか、家の方ではあまり暖房をつけず、灯油の節約ができてうれしいものの、温暖化のせいなのかと不安を感じたりしています。
先日、1月の終わり位に大変感動することがありました。長くなりますが・・・
それは当院が開院してそんなに日が経っていない頃のことでした。足を骨折した猫を拾った方が来られました。その方は自動車免許の合宿でたまたまこちらに来られていて、その時にその拾ったとのことでした。
足は複雑に骨折しており、治療に費用や時間がかかりそうでした。
嫌なことを描きますが、私たちの業界では飼い主がいない拾った猫や犬を預かるとそのまま放置されたりすることもあり、要注意とされています。代診時代、散々それをして先輩や代診先の院長に怒られました。
こういった『オキテ』もあり、その時も私も当然ながら警戒しましたが、連れてこられた方は若い男性でとても誠実に見えましたが、信頼できる方と思い、その連れてこられた方の状況を考え、長くお預かりさせていただきました。猫ちゃんは大変かわいい子で、いっそのこと、このまま当院の猫ちゃんにさせてもらおうかと連れてきていただいた方に提案させてもらったくらいでした。
長期入院の後、骨折が落ち着いた後、お迎えにちゃんといらっしゃいました。
それから10何年の月日は流れ、私もその猫ちゃんのことを時折思い出しては懐かしく感じていました。
そして今年の1月の終わりごろ、突然お電話を頂きました。お電話で名前をお聞きした瞬間、すぐにあの猫ちゃんの飼い主さんだということわかりました。
お電話の内容は猫ちゃんが保護された方の家でちゃんと名前をもらって家族の一員となり、周りの人や同居の猫にとても愛されて、そして先日亡くなったこと、そして当時はありがとうございましたということでした。さらにお礼の品とお写真を頂きました。
とても感動しました。 10何年も前のことなのにわざわざ私に連絡を頂き、そしてあれからどんな人生ならぬ『猫生』を過ごしたのかを教えていただいたことに。 もし、あの方が拾わなかったら、猫ちゃんもこんなに愛されなかったんだろうなと思うと、運命をすごく感じます。 それに少し絡めたことは光栄だと思いました。
まだ今年は始まったばかりですが、落ち込む機会が多かったのですが、一つ感動的なことがあり、助けていただきました。 こちらこそありがとうございました!です。
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