小ネタ
- アルタム動物病院
- 6月23日
- 読了時間: 3分
6月初めに香川県の三豊で60代女性がダニ由来の病気であるSFTSに感染し、死亡のニュースがありました。また、三重県で獣医師がSFTSに感染した猫の治療後に死亡のニュースがありました。
以前からこのブログでマダニのことをしつこく書いたりしてましたが、同じ獣医師が亡くなられたと聞くとますます皆さんに注意喚起しないと思いました。
以前に私はもうマダニに完敗宣言をブログで書きました。 今もそう思ってます。
どうやっても勝てません。犬猫にダニ予防薬を付けたところで、ダニは付着します。犬猫はその薬を使うと基本的には血を吸う前に死にます(食べるタイプのものは別)が、そもそもそのダニが死ぬ前に自宅でポロっと落ちたりすると家の中に落ちる可能性があります。
家の中で落ちたらもう対処は不可能に近いです。床を掃除機掛けたところで壁に張り付いたり、カーテンに付いたりもします。 立体的に掃除機かけるのはできませんし、市販のバルサンみたいなものがどこまでマダニに効くのかもわかりません。 家に落ちたマダニは人間についてしまいます。
今年の4月の初めまでは私が飼い主さんに言いたいのは草むら(芝生レベルも含む)に入るな、落ち葉も積もってるところもダメだと言ってました。 しかし、今年4月の後半に私が経験したのは、4m位の高さのカエデの木の枝、この枝は1.8mの高さでしたが、そこからマダニが降ってきました。旅行中でしたが、絶句、愕然。こんなところにまでいるのか!この事件を旅行中ずっとわめいてました。 今までダニ=草むら(+落ち葉)と考えていましたから。なので、今ではもう草木もないところを歩け!です。 当然、家の庭も含めて。不可能ですね・・・
どうにか対策はないかと4,5年前から実践対策しましたが、やはり付着を阻止するのは不可能でした。 ならばついたときにどうするかを考えました。その条件が6つ。
①簡単にできること②安くすむ③素早くできる④消耗品でない⑤ダニそのものを見つけなくてもできる⑥家に帰る前に対策する
この6つをクリアーする必要があります。 現地で手ではたいたり、服を脱いでバタバタしたりしても落ちません。 靴(長靴含む)に付いたダニは靴を脱いで、地面めがけてバンバンたたきつけても残りました。 なので、道具なしで対策は不可能。
粘着テープ、いわゆるコロコロがいいなと思ったのですが、あれは安いとはいえ、結局費用かかる、すぐに粘着力低下、消耗しますし、さらにきっちりテープが密着しないととれませんし、ゴミが出る。なので、これは金持ち及びキッチリできる人専用の道具です。そもそも犬猫には使えませんし。
で、私が実践して、これよかったというのが、写真のやつです。100均です。ブラシの幅は15㎝ぐらいあります。とにかくこれではたきまくる。 大体の服(メの深いセーターは除く)についても、はたき落とせます。実践済み。 これが現時点で一番じゃないかと思います。 ダニがいようがいまいが、とにかくこれでハタきまくる!です。

是非1つ購入し、持ち歩くor車に搭載しておいてください。写真のはチリトリがついてますが、これは必要ありません。 もちろんこのブラシでも完ぺきではないでしょうが。。。
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