ネコのトイレ 冬場になるとよく猫の血尿・頻尿の患者さんが増えます。 理由は様々ありますが、メインの理由は寒いので、飲水量が減るので尿が 濃縮され、膀胱・尿道結石ができやすくなるとか、トイレに行く回数が少なく なるからと言われています。
血尿・頻尿には当然その異常を自宅で見つけていただかなくてはいけないのですが、 こんなケースがよくあります。
①どうやら血尿しているが、トイレ砂にしみこんでよくわからない ②血便か血尿かよくわからん ③そもそも尿をしてるかわからない ④尿の色がわからない
こんなことがなぜ起こるのか。答えは簡単。トイレ砂を使っているからです。
猫のトイレ=砂必須 と考えられている方非常に多いです。
実際はそんなことは全くなく、なくてもします。 穴掘って埋める作業は あれはもうほぼ儀式、五郎丸選手のあのポーズみたいなものです。
ですので異常を感じたら、トイレの砂を取っ払い、トイレ砂を入れていた トレーだけにして、あとはトイレ砂を数粒でも入れておけば、必ずします。 そうすると砂はないですので、尿はしみこまず液体の状態ですので、 確認&採取できます。
もしくはいっそのこと今後常にトイレ砂をひかず、新聞紙1~2枚をひいておけば 常時、尿の状態を観察できます。 新聞紙だとすぐに尿を吸収しませんので 尿の色やにおいをチェックしやすいです。 特ににおいは猫に多い慢性腎不全で 重要になります。
ゴミが多くなるのは難点ですが、お勧めの方法になります。