11月は診察時間変更が1つだけあります。
11月25日(土)午後の部が4:00~6:00までとなっております。研修会参加のためになります。 大変ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
最近、毎朝テレビをつけると熊のことばかり。恐ろしいですね。 当然私たち獣医も熊なんてどうすることもできません。けど、ちょっと考えてます。
動物の武器は爪と牙です。ほとんどの動物病院で扱うのは犬猫です。
犬と猫を比較すると、
犬の爪:人間の手足に刺さることはあまりなく、皮膚が少々傷ついたり、アザになったり。
猫の爪:刺さるし、引き裂かれます。流血。 まさにアイスピックです。
犬の歯:歯の先はやや鈍角である。噛まれても穴が開かないこともあり。ただし、パワーがあるので、肉を大きく持っていかれたり、骨折させられることも。
猫の歯:歯の先は鋭角で噛まれるとほぼ穴が開く。パワーがないので肉を裂かれることは少ないが、奥歯でやられるとその限りではない。
さらに犬にかまれるより、猫の方にやられた方が、後々の化膿する確率が高い。バイキン多し。犬はその場で致命傷を与え、猫はあとあと命を奪うような感じです。対人間として。
そして、猫の方が的確にスナイプしてきます。特に噛むとき。噛んできたとき9割ヒットで、空振りがほぼなし。犬は5割と言ったところでしょう。
攻撃パターンも犬は口で攻撃が8割。爪はおまけ。 猫は口も爪もで、全攻撃。なので犬は口という1か所さえ気を付ければ、何とかなります。 猫は口と手足の合計5か所を何とかしないとだめなのですが、人間の手は2本ですので、3か所は理論上、100%の対策は不可能です。 そして動物の攻撃補助能力?として、猫は体の柔らかさ、犬は体の大きさのバリエーションが多く、チワワと柴犬の抑え方は全く違いますし、グレートデンとかは普通の日本人ではまず抑えられません。
犬猫は口や爪を完璧にブロックできたとしても勝った気になるのは大間違いです。 おしっこや便をまき散らしますし、肛門嚢から臭い汁をまき散らします。これを診察室で360度の全方向です。
スタッフが噛まれ、私もひっかかれながら、何とか動物の治療が終わり、動物が帰宅した後に、診察室が糞尿まみれの肛門嚢の臭い汁が飛び散り匂いも大変の中、手から血を流しながら、目から涙を流しながら、診察室を掃除することもしばしば。
そして私たち人間のことだけでなく、動物のことも考えて動物を扱う必要があります。
で、そんなことを思いながらも、もし熊のことを考えると、武器としては熊は猫タイプ、スナイプ力は猫タイプなのか、犬タイプなのか? バイキンの保持は犬なのか猫なのかって悩みます。
われらが四国にはクマがいるのか?となりますが、以前徳島に行ったときに見たのは『4匹』いるらしいです。えらい具体的な数だなぁって。動物園情報。 さらに私もプライベートで散策したときに徳島の山の中で熊注意の看板を見ました。 まぁ、雷が落ちるよりかは事故が起こる確率は低いでしょうが。 あ!雷、家に落ちたなぁ。うち。
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