寒くなってきました。寒いとつらいことが起きると一層つらく感じます。このところ、夜な夜な亡くなってしまった動物のことを思い出して、自問自答や反省・なつかしさ等々、色々としんみりしています。
寒くなってきて、年末が近づくと、なぜかどの病院動物の避妊去勢手術が増えます。今年のうちにできることはやっておこう!って感じなのでしょうか。
野良猫を避妊去勢してくれというご依頼もしばしば。
野良猫は凶暴な猫が多く、麻酔をかけるために注射をしようにもとても打てない場合も多いです。人間側が死んでしまうような傷や感染症をもらってしまうこともあります。
それでも無理に抑えて注射をする場合もありますが、猫にも強烈なストレスが加わることもあります。そのため、私はその場合ガス麻酔で麻酔をかけることが多いです。
猫を何とか密閉された箱の中に入れ、麻酔ガスを満たします。最初はじっとしていますが、麻酔がかかり始めると意識がもうろうとなり、バタバタ動き始め、そして深い眠りに入ります。
この方法は動物側も人間側もケガをする可能性はグッと減るのですが、麻酔ガスが高額の為、やりたがらない獣医も多いです。
麻酔がかかり、野良猫を麻酔箱から出したときに、時折見つけるのが、ノミ。実はこのノミまで、同時に麻酔がかかっています。ノミにも麻酔にかかり、猫からポロっと落ちてるんです。 見つけ次第、殺すのですが・・・
ノミの麻酔・・・ なんか面白いです。
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